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30110稲むらの火の館


稲むらの火の館(和歌山県広川町)


 安政南海地震(1854年)による津波の際、濱口梧陵自身も津波に押し流されたが高台に漂着し一命を取り留めた。村人を案じ、逃げ遅れた人々に安全な場所を知らせるために、道端の稲むらに火を放った。これが「稲むらの火」のモデルになった実話である。
 梧陵は巨額な私財を投じ、再び襲来するであろう津波に備えて海岸に堤防を築いた。約4年間にわたるこの大工事に村人を雇用し、津波で荒廃した村からの村人の離散を防いだ。


稲むらの火の館
「稲むらの火」広場での「稲むらの火」説明パネル

梧陵の構築した堤防の一部
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